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日々読み漁る漫画の感想絵日記。


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ジパング

フランコ将軍
フランコ将軍
スペインに語学留学していた秋川麻衣は、日本に一時帰国する事になった。麻衣はジェット旅客機に乗って、成田に向かう。麻衣の乗った飛行機が富士山の上空を飛んでいる時、突然、エアポケットが発生!機体は大きく揺れて、麻衣だけが機外に放り出されてしまった。気を失った麻衣は、富士山の麓で意識を取り戻す。そこは、スペインに植民地化された日本…ジパングであった。スペインの軍人に捕縛された麻衣は、訳が分からぬまま、日本語で自分の名前を署名させられた。スペインの法によって、危険人物と見なされた麻衣は、銃殺刑に処されそうになる。その寸前に、スペイン政府に反抗するゲリラが爆破事件を起こした。麻衣は危ういところで、旧ジパング民族解放軍に助けられた。現状把握が出来ない麻衣は、旧ジパング民族解放軍のリーダーに心を寄せる。彼は麻衣の初恋の人に、よく似ていた。

スペインに征服される前のジパングは、高度な文明を誇っていた。インカもマヤもスペインに征服されたが、石の文明のお陰で、辛うじて歴史を遺す事が出来た。しかし、ジパングは木と紙の文明だった為、スペインに全てを焼き尽くされて、歴史を遺す事が出来なかった。スペインによる圧政に苦しみ、日々の生活に追われて、誇りを失い始めた旧ジパング民族が再び結束するには、強力な旗印が必要である。リーダーの祖先の言い伝えによると、富士山の氷穴に、旧ジパングの文化財が隠されているとの話だ。麻衣とリーダーは、旧ジパングの文化財を探し出す。…何と!氷穴には、金閣寺が丸々冷凍保存されていた。金閣寺と一緒に凍らされていた書物を麻衣は読みほどく。

時は遡り、本能寺の変。二条城で自決しようとした織田信忠は、得体の知れぬ人物に命を救われた。信長の死後、強大になった羽柴秀吉を怖れた信忠は、親しくしていたスペインの宣教師を通じて、スペイン軍を日本に招き入れた。スペイン軍は羽柴軍を討ち破り、そのまま日本に居座ってしまった。宣教師の指図によって、日本の文化財は次々と焼き払われて、日本は文字すら失った。後悔した信忠は、文化財の一部を富士山の氷穴に隠したのであった。信忠を助けた得体の知れない人物とは、麻衣の様に、他所の世界から偶然やって来た人間に違いない。この人物の善意が歴史を大きく狂わせてしまったのだ。

麻衣とリーダーを追って、スペイン軍が氷穴に到着した。数には勝てないと悟ったリーダーは、金閣寺に通じる道を手榴弾で封じた。爆発のショックで、麻衣は自分の世界に飛ばされる。病院で目を覚ました麻衣は、自分に面会しに来た初恋の人を見付けた。彼の名前は、織田信彦という。ここは、日本。何処の国からも滅ぼされる事なく、発展し続ける日本であった。

ジパング / 高階良子
posted by サイ 20:41comments(2)|-





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この記事に対するコメント











このマンガ覚えています!高階良子先生の作品は、幼心にとっても斬新すぎる内容で、それでいて今ストーリーを読み直しても、枯れていないですね!
がめら | 2011/08/08 10:23 AM


コメント、ありがとうございます。

高階良子作品は、どれも本当に面白いですよね!
『ジパング』は、とても濃厚なストーリーなのに、連載ではなくて、読み切りなのが勿体ないと思いました。
「あの時、織田信長が死ななかったら」の歴史IFではなく、「あの時、織田信忠が死ななかったら」という歴史IFを持って来たところに痺れました。
信忠さんたら、外患誘致罪w
サイ | 2011/08/08 8:05 PM